イギリスの野生動物園でクマが脱走、一週間分のハチミツを食べ尽くす
イギリスのデヴォン州にあるエスコットパークで23日の午後、二頭のクマが脱走する事件が発生しました。この二頭はアルバニアから来た救助クマの「ミシュ」と「ルーシー」で、警察が捜索に介入しました。脱走中、彼らは貯蔵室へ侵入し、一週間分のハチミツを楽しみました。
報道によると、二頭は約5歳の兄妹で、保護団体によって2021年に資金を募ってデヴォン州のワイルドウッド・デヴォン野生動物園に移送されました。彼らはベルギーに短期間収容されていましたが、野生に戻ることができなかったため、ここに送られました。園の側は、クマが逃げた際に訪問者に危険を及ぼさなかったと伝え、標準手順に従って緊急で訪問者を安全な地域に誘導しました。
保護職員は地上パトロールや監視システムを活用して彼らの動向を追跡し、最終的に1時間以内に無事に囲いに戻しました。ワイルドウッド・デヴォンは声明を発表し、「ミシュとルーシーは囲いから離れた後、貯蔵室に直行して大量の食事、特に一週間分のハチミツを楽しみました。幸い、彼らは安定した状態で、攻撃的な行動は示しませんでした」と述べました。
デヴォンとコーンウォールの警察は、通報を受けてすぐに現場に派遣され、現在、園の側は防護を強化し、当局と協力して事態の原因を調査しています。全体の状況は制御されており、クマたちはおとなしく、園の側は職員と訪問者の協力に感謝しています。園も、ミシュとルーシーが訪問者に好まれていることを強調し、今後も施設や安全対策の最適化を続け、翌日には通常通り開園すると発表しました。
