EU、米国に続いてシリア経済制裁を解除
記者潘紀加による報道・EU外交安全政策高級代表のカラス氏は、20日に米国の措置に従いシリアの経済制裁を解除し、同国の戦後復興を支援すると確認しました。シリア外相シバーニ氏は国際社会の支持に感謝し、この措置が持つ歴史的な意義を称賛しました。
ブリュッセルで開催された外相会議の後、カラス氏はソーシャルメディア「X」を通じてこの情報を確認し、「新しく、包容的で平和なシリア」を構築する手助けを期待しています。この措置は、トランプ米大統領が13日にサウジアラビアでシリア制裁の解除を発表した後、国際社会がシリアの正常化を支援するために採った最新の動きです。シバーニ外相は、これがシリアの人々に故郷を再建する機会を与えると強調しました。
EUはシリア中央銀行の資産凍結を解除し、同国が全球金融システムに復帰できるようにしますが、「アラウィ派」少数派に対する致命的攻撃があったため、民族的緊張を煽る意図を持つ個人には制裁を維持し、アサド政権への制裁と市民を抑圧する可能性のある武器装備の販売禁止を続けます。
報道によると、EUは2012年から2013年にかけてシリアの運輸、エネルギー、銀行業界に対して制裁を課し、アサド政権が昨年12月に崩壊した後の2月に、シリアの重要な経済およびエネルギー部門への支援を承認しましたが、金融および銀行業界への制限は継続しています。
