マスクとトランプが法案を巡って対立 再び亀裂が生じる
アメリカ大統領トランプとテスラCEOマスクの脆弱な友情は、大規模法案に対する意見の相違により再び裂かれた。マスクは共和党を批判し、新しい政党を立ち上げることを考えている。記者がトランプに、「マスクに何が起こったのか？」と尋ねると、トランプは「彼は電気自動車の義務がなくなったことに不満を持っている、彼はその事実を受け入れているが、非常に落胆していると言える。」と答えた。
マスクは新法案が国の借金を大幅に増加させると主張しており、彼が政府の効率部で節約してきた成果がすべて無駄になることを懸念しているが、トランプは、マスクが電気自動車の購入を強制されないことに腹を立てていると考えている。トランプは「みんなが電気自動車を欲しがるわけではない、私はガソリン車、電気自動車、ハイブリッド車を選ぶことができる」と述べた。
数ヶ月前、トランプはマスクと楽しそうに車を見ており、テスラを購入するなど支持を表明していたが、今はその記憶となっている。トランプはマスクが国の借金について文句を言う資格はないと示唆し、マスクは政府に寄生しているとし、連邦補助金がなければ彼の電気自動車やロケット事業は成り立たないと語った。
トランプはマスクの企業がどれだけの補助金を受け取っているのか調査すると述べ、マスクは即刻その補助金を全て打ち切りたいと反論した。トランプはマスクを国外に追放することも辞さないとし、「マスクを追放するかどうかはわからないが、検討するつもりだ」と語った。南アフリカ出身のマスクは第一世代の移民であり、政策の議論から身分問題へと話題が移り、テスラ株価も続落している。
