タイの男の子、6匹の犬と共に暮らす 母親の薬物依存で見捨てられる
タイ北部のウタイタニ県で、8歳の男の子「A君」が6匹の犬と共に、麻薬とゴミに満ちた劣悪な環境で長年生活していたことが発覚しました。彼の母親は長期的な薬物依存者で、しばしば路上に出て物乞いをしていたため、A君は一人で犬たちと残され、人間社会との接触が完全に失われてしまいました。彼は人が現れると犬のように吠えるだけです。
この衝撃的な事件は地域で広く注目を集め、女性と子供の保護団体「パヴェーナ財団」が6月30日に救助に乗り出しました。財団の会長、パヴェーナは、当時の状況を「彼は話すことができず、吠えるだけだった」と表現しました。その後、A君は地域の児童保護施設に送られ、心理的支援や教育資源を受けながら、新たな人生をスタートさせることが期待されています。
