フィンランド初の「ボタン級」巡防艦、下水式を挙行

「Naval News」によると、フィンランド初の「ボタン級」海防巡逻艦が21日に下水式を行いました。今後、4隻の同型艦が2027年から2029年の間に順次就役し、フィンランド海軍の海上作戦能力を大幅に強化します。
下水式は「ラウマ海洋建造会社」(RMC)の施設で行われ、今後、シンボウ社が戦系と武器装備の設置を担当し、装備が完了次第、海上試験を実施します。これらの艦艇は、旧式のミサイル艇や機雷艇を代替し、水上作戦、対潜、機雷敷設および護衛任務を実行し、フィンランド及び北欧の同盟国の海上安全を強化します。
「ボタン級」艦は117メートルの長さ、幅は16.5メートル、標準排水量は4300トンです。ディーゼル・ガスタービンハイブリッド推進システム(CODLAG)が搭載され、最高速度は26ノット(48.15キロ)を超え、航続距離は3500海里です。艦上には先進的な戦闘管理システムや各種レーダー、ソナーが装備されており、優れた多任務能力を持っています。
この艦はバルト海の環境要件に基づいて設計されており、氷破砕能力を備え、可変プロペラおよび艦首推進器を使用して、氷帯での航行性能を向上させています。将来的には、フィンランドの現役で最も大きな作戦艦艇となるとともに、先進的なパフォーマンスを発揮し、ロシアの侵略的脅威に対する抑止力を強化することが期待されています。
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