台湾映画上映会が日本の名門校で開催、キュレーターが文化観察を語る

台湾文化部駐日台湾文化センターが主催する「台湾映画上映会2025」が大阪で初めて開催され、東京大学や慶應義塾大学などの名門校と連携し、「キャンパスに入る」戦略を通じて、より多くの日本の若者に台湾映画を届けることが目標です。
イベントのキュレーター林家威氏は、今回の選定は歴史と文化の視点から台湾映画の深さと自由な表現を示すことが主なコンセプトであり、日本では未公開の8作品を厳選し、主流とは異なる台湾の映像を観客に見せると述べました。彼は、台湾映画は他の華語圏よりも誠実に歴史を直視し、社会や政治への見解を表現することができるため、その独特の魅力があると考えていると言います。
国際的な創作に長年携わってきた彼は、台湾が東南アジアや世界の映像制作において重要なプラットフォームとなっていることも指摘し、「蔡明亮、廖克発、李心潔などのクリエイターたちは、皆台湾で自由な創作の場を見出しています」と述べました。また、文化部が推進する「TAICCA」政策が国際共同制作をサポートし、台湾映画の国際的な視認性を拡大するための支援を行っていることを評価しています。
台湾文化センターの主任曾鈐龍氏は、今年の最大の変化は上映会場が学校に拡大されたことで、若い世代が直接台湾の映像に触れることができるようになったと説明しました。今年は5校との提携により、8回の無料上映イベントを実施し、多くの学生が参加し、上映後の座談会において積極的に質問を行い、高い関心を示しています。
今回の選定作品は「人権、多様な性別および民族の共生」に焦点を当て、白色テロの歴史や同性婚の立法、先住民族の文化といったテーマを含んでいます。「これらの問題は日本社会では比較的に馴染みがないが、好奇心と考察の余地がある」と彼は語りました。
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