テスラ、欧州での販売が49%急減、ブランドイメージが大打撃

テスラの欧州の夢が急激に冷え込んでいる。欧州自動車製造者協会(ACEA)の最新統計によれば、テスラは4月に欧州での売上が49%暴落し、ほぼ半減の状況となった。欧州人が電気自動車を嫌っているわけではなく、実際には4月に電動車の販売が28%成長し、新たに18.4万台に達し、電動車の市場占有率も15%を突破した。このことから、テスラは市場のトレンドにうまく乗れていないことがわかる。
過去、テスラは世界の電動車の代名詞だったが、国内外のブランドが競争力のある新型電気自動車を次々と発表する中、消費者はもはやテスラだけを唯一の選択肢とは考えていない。また、エグゼクティブのイーロン・マスク氏の近年の政治発言や行動の論争は、ブランドイメージにさらなるダメージを与え、特に欧州では評価が下がっている。テスラは新型Model Yに期待を寄せたが、効果は薄いようだ。マスク氏は、販売減少の原因を新型Model Yへの切り替えのための工場停止に求めているが、現在は生産ラインは復旧しているものの、在庫は依然として高いままで、市場の反応は冷ややかだ。
Model Yは、BMW iX1やVolkswagen ID.4、さらには中国のブランドによる競争の中でその優位性を失い、位置付けが微妙で、デザインにも新しさが欠けている。テスラには、今後価格を引き下げ続けるか、より魅力的な新製品を投入するという二つの道しか残されていない。しかし、事実上、価格引き下げの余地は限られている。欧州での販売急減は偶発的なものではなく、ブランドの長期的な冷却を示す警告である。競争相手が製品を更新し、サービスを向上させ、ブランドとの結びつきを強化している中で、テスラは過去の成功にまだ浸っているようだ。消費者はもはや盲目的に崇拝せず、自動運転の夢が実現されるかどうかも、マスク氏が如何にしてユーザーの信頼を再構築するかにかかっている。
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