李在明、大韓民国大統領に就任し実用外交を推進
韓国第21代大統領の李在明は、4日に国会広場で正式に就任宣誓を行い、国内の分裂を終わらせ、経済を振興し、国を危機から導くことを誓った。李在明は「実用外交」を推進し、米韓同盟及び美日韓協力の基盤を継続することを強調した。
選挙では、李在明が49.42%の得票率で当選し、国民の力党候補の金文洙および改革新党候補の李俊錫を打ち負かした。前大統領の尹錫悦が弾劾されたため、李在明の任期は投票結果の発表と同時に即時に発効した。
就任演説の中で、李在明は今後5年間で国を戒厳令の混乱から導いていく考えを述べ、グローバルな保護主義に対処し経済を振興するための措置を講じる方針を示した。また、国家利益を中心にした「実用外交」を採用し、米韓同盟や米日韓の関係の基盤を継続することを明言した。
李在明は清貧の出身で、政治の道のりは非常に劇的であった。12歳の頃、貧困のために学業を放棄し工場で働き、左手首を負傷し生涯の障害を負った。その後、猛烈に勉強に励み、「中央大学」に合格し、司法試験に独学で合格し、人権弁護士および労働弁護士になった。政治界に進出し、大統領の座を目指して三度挑戦し、ついに成功を収めた。
