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タイがスウェーデンのJAS-39E/F「グリフィン」を調達し、早期警戒機隊を強化

タイがスウェーデンのJAS-39E/F「グリフィン」を調達し、早期警戒機隊を強化

タイは4日に、スウェーデンの「サーブ」社(Saab)のJAS-39E/F「グリフィン」を初めて4機調達すると発表しました。今後10年以内に現役のF-16A/Bを段階的に置き換え、現代化を図る計画です。7月にタイ内閣に関連計画を提出し、8月末までに合意を得る見込みです。

軍事情報サイト「Breaking Defense」によれば、タイ空軍のパンパディ司令官が記者会見でこの情報を公開しました。声明によると、3機の単座型JAS-39Eと1機の双座型JAS-39Fを含む発注が計画され、また「メテオ」(Meteor)空対空ミサイルの調達やSaab 340早期警戒機隊のアップグレードも行われます。

この計画は7月中旬にタイ政府の内閣に承認を求める予定で、最速で8月に正式に契約を締結する見込みです。計画によると、タイは今後10年以内に12機の新型戦闘機を段階的に調達する計画で、最初の4機は第一段階として、残りの8機は2034年までに追加購入する予定です。

報道によると、タイ王国空軍(RTAF)の現役機は50機以上のF-16A/B、10機以上のJAS-39C/D、20機以上のF-5系列を含んでいます。JAS-39E/FはJAS-39C/Dを基本に改良され、価格競争力を持ち、現有の後方支援および訓練能力を維持できるとされており、米国ロッキード・マーチン社のF-16 Blk70に比べ、戦略的ニーズにより適しているため、タイの次世代主力戦闘機に選ばれました。Saabも、スウェーデン国防物資管理局(FMV)と協力し、タイ側と契約および調達プロセスについての話し合いを行うことを確認しました。