イタリアの国民投票失敗、極右勢力再び集結
移民が人口の10％を占めるイタリアでは、週末に行われた2日間の国民投票が予想通りに進まず、メローニ首相の政府が公投に反対したため、投票率が半数に至らず無効となりました。
同時に、フランスの極右指導者マリーヌ・ルペンは、公投結果が発表された日、ヨーロッパ各地の極右人士を招集し、EUや移民政策を強く批判し、2025年の大統領選挙に参加し権力を奪還するとの決意を表明しました。
晴れ渡った日にもかかわらず、投票者は少なく、イタリアの住民ファエンドは、みんなが投票に参加することを望んでいると指摘しました。最終的に誰が選ばれるかは重要でなく、投票に出かけること自体が重要だと述べました。
イタリア最大の労働組合であるイタリア労働総連合は、非EU国民が国籍を取得するための居住年数を短縮することを含む労働権に関する法案を変更するよう提案しました。投票が通過すれば、250万人の滞在者が恩恵を受けると見込まれています。
しかし、移民に対する反対の声が高まる中、極右勢力はイタリアで急成長しており、ルペンは失控した移民の流入を抑制するよう呼びかけました。彼女の刑事事件と今後の選挙は多くの不確定要素を含んでいます。
