デンマーク、女性の義務兵役法案を可決
デンマークの議会は水曜日に女性の義務兵役法案を全会一致で可決しました。これまでデンマークの義務兵役は男性にのみ適用されており、女性は自発的に入隊していました。デンマーク政府は、ロシアのウクライナ侵攻後のヨーロッパの安全保障状況の変化を理由に、この法案の法制化を前倒ししました。
新法では、今年の7月1日以降に18歳になるデンマークの女性は2026年の徴兵候補者リストに含まれますが、すべての同年齢の女性が召集されるわけではありません。18歳男性と同様、志願者が不足する場合は、抽選で残る人々から選ばれます。
デンマーク軍のデータによれば、現在、すべての自発的に入隊しているデンマークの兵士の中で、女性は25%を占めています。加えて、今年の8月から兵役の期間が現在の4ヶ月から11ヶ月に延長されることが決定されており、去年に決定されました。この結果、デンマークはノルウェーとスウェーデンに次いで、女性の義務兵役制を導入した北欧の国となります。
男女平等の義務兵役制を実施している他の西洋諸国にはイスラエルがあり、アジアではミャンマー、東ティモール、北朝鮮が女性に兵役を要求しています。さらには多くのアフリカ諸国でも、女性は軍に従事する義務があります。しかし、現在ではほとんどの国で、女性の入隊は自発的な行為であることが多いです。
