金門で漂流した死豚にアフリカ豚熱ウイルス確認 台湾は1週間、関連する豚肉製品を禁止

14日夜、防疫職員が防護服を着て金寧郷慈湖三角堡ビーチで漂流していた死豚の処理を行い、サンプリングを行った後、現場で焼却と埋設を行い、周辺地域の消毒を徹底した。17日、検査結果が出て、アフリカ豚熱ウイルスの核酸が陽性であることが確認され、中国の第二型アフリカ豚熱ウイルスと99%以上の類似性があることが明らかになった。農業部の防疫署長、徐榮彬氏は「漂流豚は中国から漂着したと判断される。第二型は現在中国本土の養豚場で流行している。」と語った。
金門でアフリカ豚熱が発生した漂流豚は1年ぶりとなり、農業部は即座に金門の生鮮豚肉及び肉製品を17日から23日まで台湾への運搬を禁止することを発表した。海上保安署も国境警備と肉の検査作業を強化し、散発的なX線検査機を使用している。海上保安署の署長、張忠龍氏は金門料羅商港で視察を行い、疫病地域からの船舶に対して100%の安全検査を行うよう人員を強化すると発表した。また、中国本土の違法漁船に対しても特別に検査を強化すると強調した。徐榮彬氏は「国内における豚病の防疫対策は依然として高基準を維持している」と強調した。台湾は5月末にアジアで唯一、アフリカ豚熱、従来型豚熱、口蹄疫の3つの豚病の非疫国となったが、非洲豚熱の漂流豚の出現により、防疫のプレッシャーが再度高まっている。防疫署は、国境で検査した違法肉製品のアフリカ豚熱陽性率が10%に達していることを示し、アジアの疫病が依然として深刻であることを警告している。
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