アメリカの男性、近所の事故で亡くなった夫婦の29匹の犬を世話し、感動的な恩返しを実現
アメリカ・カリフォルニア州モデスト（Modesto）の男性アレックス・アップルビー（Alex Appleby）は、近所の夫婦が交通事故で亡くなったことを知り、彼らが飼っていた29匹の犬を世話し、全ての犬に新しい家を見つけることに成功しました。感動的な恩返しの行動を示しました。
アップルビーさんは42歳で、過去にはホームレスでトレーラーに住んでいましたが、昨年近くに住むスー・クローフォード（Sue Crawford）さんと彼女のパートナーのローレンス・コールマン二世（Lawrence “Junior” Coleman）に出会いました。この夫婦は、彼に自宅の庭に駐車することを許可し、電気や水を供給してくれました。
5月29日、彼は近所の息子から電話を受け、クローフォードさんが交通事故でその場で死亡し、コールマンさんが6月5日に亡くなったことを知りました。すぐに彼は二人が遺した犬の世話に行きましたが、その数は29匹に達し、ほとんどがチワワの混ざり犬でした。
彼は当初、犬たちが自分に警戒していたことを認め、「半分は近寄ることすらできなかった」と述べましたが、時間が経つにつれて信頼を築いていきました。「彼らを太陽の下に放置して死なせるわけにはいかなかった」と強調しました。これは責任であり、恩返しの方法でもあります。
アップルビーさんは地域の動物保護団体と連絡を取り、犬の譲渡を手伝ってもらい、その間に自宅が混乱していることについて「全て譲渡が終わってから片付けても遅くない」と笑いながら語りました。また、GoFundMeを通じて犬の世話と葬儀費用のための資金を集めました。2週間の努力の末、6月17日、彼は全ての犬に新しい飼い主を見つけることに成功しました。
彼は感情を込めて、「11年前に両親を失った私にとって、この夫婦は最も親しい存在でした。私以外に誰がこのことをするのでしょうか？」と述べました。この人間と犬の絆の物語は、多くのアメリカのメディアや市民の関心を引き、日常の中の善意と責任感を浮き彫りにしました。
