ドイツ、トルコに40機の「タイフーン」戦闘機の購入を承認、NATO全体の防衛を強化

ドイツは26日、トルコが英国から40機の「タイフーン」戦闘機を購入することを承認した。この措置により、両国間の最近の政治的な行き詰まりが解消され、トルコの空軍の近代化目標が進展し、欧州の安全保障におけるトルコの役割がさらに重要になる。軍事専門サイト「Army Recognition」によれば、ドイツのメルツ首相はNATO海牙サミットでトルコのエルドアン大統領との二国間会談を行った後、トルコの戦闘機購入計画を正式に承認した。契約の詳細はまだ協議中で、総額は数億ユーロに上るとされている。
メルツ氏は、トルコとの防衛協力関係の強化は戦略的な成果を示すもので、NATOの南東側防衛線を効果的に強化し、欧州の防衛の自主性をさらに高めると述べた。トルコ側も、新しい戦闘機を購入することで空軍の近代化計画を推進し、重要な空中防衛力を向上させることが期待できると考えている。以前は、トルコが40機の「タイフーン」戦闘機を購入する計画があったが、ドイツはこの動きが地域の安定に影響を与える可能性があるとの懸念から、特にドイツ製の部品が装備されているためにこの軍販案に抵抗していた。今やドイツが承認したことで、NATO全体の防衛力が強化されることが期待される。
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