外報が警告！トランプの関税が中国の対台強硬派を助長する恐れ
韓国の『韓民族日報』によると、アメリカのトランプ大統領（Donald Trump）が中国に対して関税戦争を展開したことが、意外にも中国内部の対台強硬派の勢いを強め、台湾海峡の緊張を高めているという。報告によると、中国がアメリカとの対立の中で優位性を確信するにつれ、中国の強硬派は台湾統一のプロセスを進めることを推進している。
中国の学者である高志凱（Victor Gao）は、「アメリカは台湾を守るために軍事介入はしない」と明言し、台湾の蔡英文総統に対する批判を強めている。彼は、トランプの混乱した外交政策が中国の台湾掌握の絶好の機会だと考えている。
また、元『環球時報』の編集長である胡錫進は、中国の軍事的優位性を強調し、「台湾の政府は強がりを言っているが、実際には行動を起こすことはない」と述べている。このような発言は必ずしも中国政府の公式な立場ではないが、中国当局がこうした見解を容認していることを示している。
報告は、トランプがアメリカの経済的利益のために戦争を避け、同盟国を無視する姿勢を見せているとし、中国がアメリカの不干渉を期待していることを強めていると分析している。
