日本の鹿児島県十島村では、ここ2週間で1100回以上の感知できる地震が発生しており、村の役所は7月4日に悪石島の住民を予防的に避難させ、渡船で九州の鹿児島市に移送しました。AP通信によると、鹿児島県吐噶喇列島では2週間で1200回以上の地震が発生しており、地方政府は4日、その住民を予防的に避難させました。この異常な頻発する地震活動により、中央政府も介入し、「地震調査委員会」の専門家は4日の夜に記者会見を開き、「現在、震度6弱の地震に備える必要がある」と発表しました。

日本放送協会（NHK）の報道によると、文部科学省の地震調査研究推進本部に所属する専門家は、最近の一連の地震活動は「陸地プレート内で発生している」とし、4日午後4時までに震度1以上の感知可能な地震が1201回観測されたことを指摘しています。活動的な地震活動はまだ続いています。この地域は過去にも頻繁に地震に見舞われてきましたが、この波は1995年以来最も頻繁なものです。

委員会は「悪石島から宝島にかけての地域は火山チェーンの延長線上にある」とし、「過去の経験から考えて、この地域では最大地震に等しい連続地震が発生しやすい」と警告しています。地震調査委員会の委員長で東京大学名誉教授の平田直は、「この一連の地震を引き起こす力は何かについて、様々な見解があるが、調査委員会はその原因をまだ理解していない」と述べています。平田教授は自身の見解を示し、「私は悪石島の北方に活火山があり、その地域は火山チェーンの一部であると考えている。活火山の深部でマグマ活動が起きており、その活動が地震発生の確率を高めている可能性がある」と指摘しています。最近の地震がいつ終わるのかについて、平田教授は「厳密に言うと、私たちも分からない」と認めながら、「しかし、地震は3日や1週間で終わるものではない。残念ながら、私個人の見解としては、この一連の地震が終わったと確認するにはしばらく時間を観察する必要があると考えています。2021年（12月）の地震活動のように、一時的に静かになっても後で再活発化することもあるので、皆さんには十分な準備をしていただきたい」と呼びかけています。

さらに、鹿児島と宮崎県の境界にある新燃岳火山の噴火が吐噶喇列島の地震と関連があるのかについて、平田教授は「科学データによると、両者の間に関連はない」と述べています。残念ながら、日本ではいつ地震が発生してもおかしくなく、吐噶喇列島海域での地震継続の可能性は非常に高いとされており、南海トラフでも地震が発生する可能性があるため、私たちは防震の準備をしなければなりません。日本気象庁も2日に記者会見で、住民は震度5強以上の地震に備えてほしいと発表しています。