インドネシアがイタリア製「ブラウィジャ号」を受領し海防力を強化

「Army Recognition」の報道によると、インドネシア海軍は2日、イタリア製の初の「多用途軽巡防艦」(PPA)「ブラウィジャ号」(KRI Brawijaya, 320)を正式に受領しました。この艦は先進のデジタルシステムと武器を備えており、インドネシアの海軍防衛能力の向上に寄与するだけでなく、両国の国防協力をさらに拡大することが期待されています。
イタリアのフィンカンティエリ造船グループは、引渡式がムジャノ造船所で行われ、イタリアとインドネシアの海軍の高官が出席したことを確認しました。これ以前に、イタリアの国防省はフィンカンティエリに6隻のPPAを発注しましたが、二国間の国防協力を促進するため、2023年末になってまだ受領していない5隻目と6隻目のPPAをインドネシアに販売する意向を示しました。
両国は昨年3月に総額118億ユーロ(約403億台湾元)に達する契約を締結し、この重要な軍備販売計画を確定しました。「ブラウィジャ号」は元々「マルカントニオ・コロンナ号」(ITS Marcantonio Colonna, P433)という名前でしたが、今年1月末に正式に改名され、すぐにテストと引渡作業を開始しました。同型艦の「ラウリアのルジェロ号」(ITS Ruggiero di Lauria, P435)も「プラブ・シリワンギ号」(KRI Prabu Siliwangi, 321)に改名されており、現在艤装作業が進められています。
報道によれば、イタリア海軍のPPAシリーズの2号艦「モロシニ号」(P431)と3号艦「レモンド・モンテクッコリ号」(P432)が2023年から2024年にかけてインドネシアを訪問し、先進的な性能と装備を示したことが、インドネシアのPPAの購入決定に繋がりました。
この艦は全長143メートル、排水量約6270トンで、速度は31ノット(時速55.56キロメートル)を超え、171名のクルーを搭載できます。動力システムはCODAGと電動推進を併用しており、先進的な武器システムを装備し、二つのヘリコプター格納庫と飛行甲板を備えています。2機のAS565「ブラックホーク」軽ヘリコプターまたは1機のAW101ヘリコプターを搭載でき、将来的にはインドネシアの最新鋭水面戦艦となり、様々な海上巡視及び作戦任務を担当する予定です。
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