メルツ首相、習近平と初の電話会談-ウクライナ和平支援を要請

フリードリヒ・メルツ首相は今月、ドイツの首相に就任して以来初めて、中国の習近平国家主席と電話会談を行いました。この会談でメルツは、ウクライナの迅速な停戦を実現するために欧米が共同で行った努力を紹介し、中国に対して「これらの努力を支持するよう」促しました。また、双方は「協力パートナーとして、グローバルな課題に共同で取り組む意向がある」と述べました。
過去数週間、ロシアとウクライナの戦争解決に向けた外交的努力が加速しています。ロシアとウクライナの官僚は先週、イスタンブールで戦争開始以来初の対面会談を行いました。しかしながら、クレムリンは今週木曜日、ウクライナとの新たな和平交渉について「合意には至っていない」とし、バチカンでの交渉の報道を否定しました。
中国の外交部の発表によれば、習近平は電話会談の中で「ドイツ側が二国間の投資・協力のためにより多くの政策支援と便宜を提供し、中国企業に対して公正で透明、かつ非差別的なビジネス環境を整えるよう」求めました。この中国の指導者は「現在の世界の100年に一度の変化が加速しており、国際情勢が複雑に交錯している」と強調し、中独関係の強化を訴えました。
メルツは同日に、X(旧Twitter)でも「中独経済関係は重要であり、ドイツは公正な競争と互恵の原則を守る」と発言しました。長年にわたり、中国はドイツの重要な輸出市場でありますが、近年では自動車など様々な製造業分野で中国企業がドイツ企業の競争相手になっています。
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