アメリカ、ホワイトハウス国家安全保障会議が人員削減を開始、現場は混乱

複数の情報筋によれば、アメリカのトランプ大統領はホワイトハウス国家安全保障会議の編成を削減し、現地時間の金曜日(23 日)に人員削減を開始したという。
《Politico》によると、トランプ政権は国家安全保障会議の職員数を現在の約 350 人から 150 人未満に減少させる計画で、最終的には約 50 人にまで減る可能性があるという。
《ロイター》もこの情報を伝え、今回解雇された職員の大半は重要な地政学的問題に従事していると述べている。また、再編の一環として、国家安全保障会議の一部門は他の機関と統合されるか、完全に廃止される見込みだ。情報筋によると、トランプ政権は国家安全保障会議の影響力をさらに弱め、強力な政策決定機関から「実行」に重点を置き、「策定」から離れた小規模な組織へと変貌させる狙いがあるという。
このため、国務省や国防省などの機関にさらなる権限を与えることにもなる。数名の情報筋によると、これまでの混乱した状況の中で、解雇された従業員の中には、アイゼンハワー行政庁舎で涙を流した者もいたという。
ホワイトハウス国家安全保障会議は、国家安全と外交政策に関する助言を大統領に提供し、決定に関与し、複数の政府機関間で調整を行っている。