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リトアニア、ノルウェーの「ヴァンガード級」戦艦の購入を検討し海上防衛を強化

リトアニア、ノルウェーの「ヴァンガード級」戦艦の購入を検討し海上防衛を強化

軍事報道サイト「Army Recognition」によると、リトアニアはノルウェーとの間で、ノルウェーのコンスバーグ社が設計した新世代の「ヴァンガード級」(Vanguard-class)多用途戦艦の購入について協議している。この動きは、リトアニアの武装部隊の海上防衛能力を強化し、バルト海地域の安定を維持することを目的としている。

リトアニアの国防大臣サカリエネとノルウェーの防衛大臣シャルテビクは25日、リトアニアの首都ヴィリニュスで会談を行い、記者会見でこの軍事購入計画を審査・評価することを発表した。この計画は、リトアニア軍の作戦および任務の要件に合致する性能基準を満たすことを確認するためである。

協定が順調に達成されれば、今後は地元企業が生産活動や物流サプライチェーンに参加できる見込みで、リトアニアの軍需産業能力が向上し、地域経済や技術に新たな機会を創出することが期待されている。

コンスバーグ社の情報によると、「ヴァンガード級」戦艦の全長は約130メートル、幅は約19メートル、標準排水量は5000トンである。船は「統合全電力推進システム」(IFEP)によって駆動され、最高航速は25ノット(約46.3キロメートル毎時)に達し、艦内には自動化システムが多数装備されており、約20名の乗組員で運用が可能である。

さらに、この艦はオープンアーキテクチャとモジュラー設計を採用しており、軍用および民用の装備を柔軟に統合でき、ユーザーの任務要件に応じて異なる武器や装備セットを装着できる。ヘリコプターや水上・水中無人機を搭載することができ、港やインフラ施設の防護、「反介入/区域拒止」(A2AD)、対潜、掃海、パトロール、捜索救助などの多様な任務を遂行し、リトアニアの海上安全戦力を向上させて、さまざまな従来型および非従来型の海上脅威に対応することができる。