トランプと習近平が「一つの中国」政策を確認、解放軍が台湾に対する軍事演習を実施

中共解放軍は今日、台湾に対して「高度に挑発的な」軍事演習を行いました。中国の習近平国家主席は5日にアメリカのトランプ大統領と電話会談を行い、中国の官媒によると、トランプはアメリカ側が「一つの中国」政策を引き続き守る意向を示しました。それを受けて解放軍は、今日の午後に軍機と軍艦を派遣し、「合同戦備警巡」を実施しました。この行動がトランプの「一つの中国」政策の政治的な限界を試しているのかどうかは今後の観察が必要だと軍関係者は述べています。
国防部によると、今日の午後15時45分から、本軍は中共の殲-16や空警-500などの計21機の軍機と無人機が海域活動を行っているのを確認しました。このうちの15機が中線を越えて、台湾の北部・中部および南西の空域に入ったといいます。名目上は「合同戦備警巡」と呼ばれますが、実際には周辺の空・海域において挑発を行っています。
中共の軍艦が台湾の24海里の隣接水域に接近していることについて、国防部は、国軍は合同情報監視手段を用いてしっかりと状況を把握し、任務機、艦および岸上のミサイルシステムを適切に配備していることを強調しました。国防部は、これらの行為が高度に挑発的であり、他国の海洋権利を適切に考慮していないため、地域に不安と脅威をもたらし、地域の現状を公然と破壊していると強調しました。