全米で抗議が拡大、ロサンゼルスのデモが衝突と非常事態を引き起こす

トランプ政権の不法移民排除キャンペーンが全米で抗議の波を引き起こし、特にカリフォルニア州ロサンゼルスを含む10以上の都市で盛り上がっています。シカゴでのデモ参加者はスローガンを叫び、警察の封鎖を突破しようとし、騒動に発展し、逮捕者が多数出ました。
抗議現場では、突然1台の車が人々の中に突っ込み、混乱を起こし、群衆が慌てて逃げ出し、1人の負傷者が報告されています。警察によると、その車は当初警察車両の間に閉じ込められており、ドライバーが進路を変えようとした際、指示に反して急加速したとのことです。現在、運転者の身元や起訴の可否は公表されていません。
ロサンゼルス市長のカレン・バスは10日に非常事態を宣言し、市中心部の一部地域で夜間の外出禁止令を施行しました。警官たちは強制的にデモ参加者を排除し、一部の警官は抗議車両からメキシコ国旗を取り上げ、多くの警察車両が市内の橋を封鎖しました。
アメリカ北方軍によると、現在1700名の国民兵がロサンゼルスに配備されています。ペンタゴンは国民兵と海兵隊をロサンゼルスに派遣することを発表し、納税者に約1億3400万ドル(約43億新台湾ドル)の費用がかかると見込まれています。この派遣は、州政府の同意なしに大統領が国民兵を派遣するのは60年ぶりのことで、最後は1965年にジョンソン大統領がアラバマ州の公民権行進を守るために派遣した時です。
カリフォルニア州知事のギャビン・ニューソムは、トランプの行動について「不法で非倫理的かつ違憲」と批判し、「国全体を越えてはいけない赤線が越えられた」と述べました。
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