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インドネシア、土耳其製のKAANステルス戦闘機48機を購入契約

インドネシア、土耳其製のKAANステルス戦闘機48機を購入契約

インドネシアは11日、土耳其の「KAAN」ステルス戦闘機48機を購入する契約を結び、総額は100億ドル(約2967.3億元)に及び、現代化空防戦力の向上を図ります。

この軍事契約は、土耳其の対外軍売上の新記録を打ち立て、両国の協力の新たなページを開きました。契約は、インドネシアの大統領プラボウォの立ち会いの下、インドネシアの首都ジャカルタで開催された「インドネシア防衛展」(Indo Defence 2025)で、土耳其航空宇宙産業(TUSAS)とインドネシア国防省の間で交わされました。今後10年にわたって順次引き渡される予定です。

これらの戦闘機は全て土耳其で生産されるが、インドネシアの国防産業はサプライチェーンへの参加が期待され、二国間の国防産業の協力が進む見込みです。

この注文は、土耳其が対外軍売上の新たな高みを達成するだけでなく、土耳其が初めて自国製の有人戦闘機を大規模に輸出することでもあり、グローバルな戦闘機市場への挑戦の足がかりとなるかもしれません。

インドネシアの次世代戦闘機の調達計画は長らく検討されており、米国、欧州さらには中国製の戦闘機が候補に上がったこともありました。しかし、インドネシアが韓国と共同でKF-21戦闘機開発を中途で撤退した経歴から、外部からその意図を把握することは難しいとされています。

現在、「KAAN」が出現し、グローバル戦闘機市場に新たな選択肢を提供し、土耳其国防産業に新たな息吹を吹き込むこととなります。「KAAN」はステルス外形を持ち、第5世代戦闘機の性能指標に適合し、制空および対地攻撃任務をこなすことができます。航法電子機器とレーダーシステムはモジュール設計を採用し、必要に応じてアップグレードが可能で、将来的には無人機や人工知能などの先進技術とも統合される予定です。

「KAAN」は2024年初頭に初飛行を行い、現在、試作機の製作が進められています。土耳其空軍は2028年からの装備を見込んでおり、将来的には自国製のエンジンへの換装も計画されています。