世界的なエネルギー転換が重要な局面を迎えており、フランス電力グループ（EDF Group）は本日（18日）、再生可能エネルギー事業（EDF Renewables）と国際事業部（International Division）を統合し、新たなブランド「EDF power solutions フランス電力エネルギー」（EDFP）を設立すると発表しました。このブランドは、シニア副社長のBéatrice Buffonが率い、「2035ビジョン」の推進のための重要なステップとなります。

フランス電力エネルギーの台湾市場ゼネラルマネージャーの張明倫は、同社がグループとの相乗効果を活用し、エネルギー転換を推進し、台湾のゼロエミッション目標の達成を支援すると述べました。この統合により、EDFが全世界での運営資源と技術的専門知識をさらに統合し、各市場の効率性とブランドの一貫性を高めることが期待されています。

現在、フランス電力は全世界で31GWの低炭素発電資産を保有し、25市場に展開しており、1万人の従業員を雇用して、風力、太陽光、水力、バイオマスなどの低炭素発電から、電力網の強化、エネルギー貯蔵、マイクログリッド、電動交通まで多様な技術サービスを提供し、地域の電力システムの脱炭素化およびアップグレードを支援しています。

台湾市場では、EDFRは2022年に進出して以来、実質的な進展を遂げています。新ブランドの設立後、従来の「EDF Renewables Taiwan」は「EDF power solutions Taiwan フランス電力エネルギー（台湾）」に改名され、今後は2023年に440MWの配分容量を持つ「蔚藍海彰化風場」と、1,000MWを超える容量計画の「蔚藍海苗栗風場」の2つの洋上風力プロジェクトに引き続き焦点を合わせ、台湾の主要な洋上風力開発者の一つになることを目指します。

Buffonは「EDF power solutionsの設立は、グループがグローバルなエネルギービジョンを実現するための重要なマイルストーンです。再生可能エネルギーと国際事業の技術と市場の優位性を統合することで、グローバルな可視性を強化し、エネルギー転換の重要な推進力となることを目指します。」と強調しました。今後、EDFは低炭素発電のリーダーシップを維持し、地域の運営、技術革新、包括的なエネルギーソリューションを通じて、各国のエネルギー転換の進展を加速する考えです。そして、エネルギーの自立とゼロエミッション目標のプレッシャーが増す台湾において、EDF power solutions Taiwanは台湾の洋上風力発展を観察する重要な指標となるでしょう。