ドイツ内閣、2025年予算を承認：債務増加と投資拡大
ドイツ内閣は6月24日、2025年の国家予算案を承認しました。これにより、政府支出の大幅な増加が可能になります。今年3月、ドイツ議会は基本法の修正を承認し、政府の債務制限を緩和しました。これにより、ドイツ政府は国防とインフラ整備に大きな支出を行えることとなりました。
財務相ラース・クリンベール（Lars Klingbeil）によると、新たな債務を増やし、老朽化したインフラを修復することが予定されています。また、2029年までにドイツの防衛予算は1528億ユーロに達し、GDPの3.5%を占める見込みです。2025年の純借入額は333億ユーロから818億ユーロに急増し、今後数年間でさらに増加する見通しです。
2025年の予算案は、今年初めの選挙の影響で決定が遅れました。内閣の承認を受け、議会での討論に向けて提出されました。
