ナイキが生産能力を東南アジアに移転、台湾企業の株価が急上昇
ナイキ（Nike）は、生産能力を東南アジアに移転することを発表し、これにより台湾企業の受注力が向上し、関連株価が上昇しました。ナイキは26日に最新四半期の財務報告を発表し、2025年3月から5月の売上は減少したものの、予想を上回る結果となり、運営が最も厳しい時期を乗り越えたと予告しました。これにより、株価は取引後に11%上昇しました。
同社の最新四半期売上高は110.97億ドルで、前年同期比11%減少しました。生産能力の移転により、台湾の豊泰（9910）、宝成（9904）、志強-KY（6768）などの株価は今日の取引開始時に大幅に上昇し、豊泰の株価は125.5元の上限価格に達しました。
今後について、ナイキは今期の粗利率が関税の影響を受けて減少すると予測していますが、2026年度の下半期には業務が安定して回復すると信じています。また、ナイキは製品価格を調整し、一部の生産能力を中国からベトナム、インドネシア、インドなどに移転する計画で、2026年中頃までに中国製の比率を一桁に減少させることを目指しています。これにより、台湾の製靴メーカーにとってチャンスが生まれました。
