雲林北港で日本脳炎の初の確定例 衛生局が蚊の防止とワクチン接種の強化を呼びかけ

雲林県で今年初の日本脳炎の確定例が確認され、患者は北港鎮に住む60代の男性で、国内外の旅行歴はありません。主な活動範囲は自宅周辺です。
雲林県衛生局は早急に疫学調査と防治対策を開始しており、特に現在は流行シーズンのピークにあるため、住民に対して積極的な蚊の防止とワクチンの接種を呼びかけています。
衛生局の張副局長によれば、患者は6月23日から全身の不調、発熱、嘔吐などの症状を呈し、6月26日に病院から通報されて検査されました。その結果、疾病管理署によって6月30日に日本脳炎と確認され、現在も入院治療中です。同居する家族3人には疑わしい症状は見られません。
環境調査によれば、患者の自宅から3キロ以内に豚舎などの高リスクエリアが存在し、蚊の媒介の監視と防疫の広報が強化されています。
日本脳炎の潜伏期間は約5から15日で、感染しても多くは明確な症状がなく、症状が現れる場合は発熱、頭痛、嘔吐が含まれ、重症化すると意識が混乱したり、精神状態が不明瞭になったり、昏睡状態に陥ったり、場合によっては死亡することもあります。主な媒介は三斑家蚊、環紋家蚊及び白頭家蚊で、活動のピークは夜明けと夕方です。
衛生局は、住民が早朝や夕方に高リスク環境に入ることを避け、蚊の防止対策を強化するよう呼びかけています。たとえば、薄い色の長袖の衣類を着用し、DEET、ピカリジンまたはIR-3535を成分とする蚊よけ剤を使用することが推奨されています。
5月から10月は日本脳炎の流行季節であり、その中でも6月から7月が最もピークとなります。家庭に幼児がいる場合は、ワクチン接種が適時に行われているか確認してください。大人が豚舎などの高リスク地域に入る必要がある場合は、費用を自己負担でワクチン接種を受けることが推奨されます。
また、医療機関にも警戒を呼びかけており、疑わしいケースの通報を強化し、衛生管理当局が迅速に状況を把握できるよう協力することを求めています。
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