コスタリカ大統領チャベスが腐敗で起訴、最高裁が国会に刑事免責権の取消を要求

コスタリカの検察総長室は、大統領チャベスが中米経済統合銀行の業務契約を取得するため、友人で元イメージコンサルタントのクルスに32000ドルのリベートを提供したと非難している。検察は、腐敗事件の審理を円滑に進めるために、最高裁に対して大統領の刑事免責権を取り消すよう求めた。最高裁は1日、検察の要請に応じて、チャベスの免責権を国会が取り消すよう求める異例の決定を下した。
この件に関与する文化相ロドリゲスも同様の措置を受けた。コスタリカの国会では野党議員が多数を占めており、公務員の汚職罪が成立した場合、最高で8年の懲役刑が科される。チャベスは2日、記者会見を開き、野党の行動を政治的な魔女狩りと非難し、自身の改革計画を阻碍することを目的としていると主張した。
チャベスは「最高裁も検察も正義を求めているのではなく、復讐のために行動している。私がこの復讐を引き起こしたことを誇りに思う」と述べた。2022年に就任した経済学者出身のチャベスは、法律により再選を求めることはできない。彼が2026年の国会選挙に出馬する可能性があるとの情報もあり、彼の強硬なポピュリスト路線は世論調査で優位を占めている。また、彼はエルサルバドルのブケレ大統領の崇拝者でもあり、司法長官をエルサルバドルの物議を醸す大規模ギャング刑務所の視察に派遣している。
Recent News
中東の不安定さが中共に大きな損失をもたらす可能性
- 23 June, 2025
トランプ氏が日本を批判、米国の米を購入せず「甘やかされている」と発言し関税引き上げを示唆
- 2 July, 2025
ブラジルに50%の関税が課され、アメリカのコーヒー価格が上昇する恐れ
- 12 July, 2025