北朝鮮の男性が越境か、韓国が拘束し調査中
韓国の「聯合ニュース」によると、韓国軍は3日の夜、軍事境界線（MDL）を越えて韓国に入った北朝鮮の男性を拘留した。これは今年初めての北朝鮮人によるMDLの越境である。
韓国軍は、彼が韓国への投降や避難を求めているかを調査中である。報道によれば、該当の男性は3日未明に江原道の鉄原郡から軍事境界線を越えたとのことで、韓国の境界監視設備が彼の動きを検知した。
20時間以上の監視の後、韓国軍は深夜に彼と接触し、韓国の領土へ導いた。韓国国防部によれば、彼は自らを平民と名乗り、武器を携帯していなかった。彼の越境ルートは茂密な植生地域や潜在的な地雷地帯を含み、夜間に動くことで発見を避けようとした疑いがある。
北朝鮮が最近、軍事境界線の北側に鉄の柵や対戦車障害物を設置しているため、韓国軍は引き続き境界監視を強化し、軍事境界線の安全と安定を確保すると再確認した。
両韓関係は近年緊張しており、民間人が北へ向けて反北朝鮮のビラを入れた風船を飛ばし、北朝鮮も大量のゴミ風船を飛ばしている。しかし、自由派の李在明大統領は6月に就任後、両国の信頼関係を再構築しようとしており、心戦の呼びかけを停止し、民間による風船を北朝鮮に飛ばすことを禁止する計画を立てている。
