メキシコの司法選挙、今日開催:麻薬王の弁護士と元麻薬密売人が立候補

メキシコでは本日(6月1日)、司法選挙が実施され、麻薬王「チョポ」グスマンの弁護を行った女性弁護士シルビア・デルガドや、覚醒剤の密輸で逮捕された元密売人レオポルド・チャベスが候補者となっています。この選挙はメキシコで初めての各級裁判官選挙であり、候補者の背景が国際的に注目を集めています。
ロイター通信によれば、今回の選挙では約5000人の候補者が840以上の連邦職位を争い、最高裁判所の裁判官や各級地裁の裁判官を含みます。裁判官の選挙制度は、前大統領アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドールが提案し、現大統領クラウディア・シェインバウムが支持しています。
一部の議員や人権団体は、選挙が組織犯罪に対する司法システムへの影響を強めるのではないかと懸念していますが、選挙は行われます。約20人の候補者が犯罪や汚職に関与しており、その中でも特にデルガドが注目されています。彼女はチワワ州の刑事裁判所の裁判官に立候補する予定です。
デルガドは、グスマンの弁護が彼女のキャリアに良い影響を与えたと主張し、自らが誠実な弁護士であることを強調し、国民の権利を守るために尽力すると述べています。
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